おむつを適切に処理し快適な在宅環境をつくる
政府が在宅勤務と小学校の休校を本格的に推奨し始めました。この影響で長時間家で過ごす人が増えています。現在のところコロナウィルス騒動収束の目途はついておらず長期化も懸念されます。ストレスが溜まりやすい状況下ですから、在宅環境を整える必要性が増しているように思います。
そこで今回は在宅環境を快適にするひとつの方法として、使用済みおむつのにおい対策の考え方を書きます。
普段の生活でにおいが気になる人は多い
住まいの情報サイトおうちクラブさんが興味深いデータを掲載しています。「普段の生活において、ニオイが気になりますか?」という質問に対し、94%の人が気になると答えています。やはりにおいを気にする人は多いようです。
子持ちのご家庭にとって、対策すべきにおいの発生源はやはり使用済みのおむつでしょう。幼児は水洗トイレを使えませんので相応のにおい対策が必要になります。
におい対策の基本方針
におい対策を考えるため、まずは化学の話をさせてください。化学は危険物のリスク管理が最も進んだ学問のひとつです。化学物質の流出による被害を防止するために「物質そのものの危険度」と「暴露量」をコントロールする手法がとられています。この手法は業界ではポピュラーで、私がお世話になった研究室でも用いられていました。
話を戻します。この考え方をにおいに当てはめます。
大切なのは
①「においそのものを減らす」 ことと
②「においの拡散を減らす」 ことです。
それぞれ「物質そのものの危険度」と「暴露量」を減らすことに相当します。①は対策が難しいものの、②は密封と消臭というアクションに落とし込むことができます。
密封と消臭でにおいの拡散を防ぐ
我が家では病院のGCU(幼児保育室)のおむつ処理法を参考にしています。密封と消臭の具体的な内容は下記です。おむつをそのまま蓋なしゴミ箱に捨てるよりにおいが漂いません。写真も参考にしてみてください。
<方法>
密封:使用済みおむつを個別で小型ビニール袋で密封し、蓋付きごみ箱に捨てる。
消臭:ゴミ箱の中に消臭スプレーをかける
コストカットのために
多くのメーカーからおむつのにおい対策に専用グッズが発売されています。それらを活用するのも手ですがニッチな商材のため値段が高いです。
しかしにおい対策の基本を把握しておけば代用品を安価で探せるようになります。例えば、密封は100円均一のビニール袋やホームセンターの蓋付きごみ箱に任せ、消臭にはトイレの消臭スプレーを活用するといった具合です。
ここ30年ほど、残念ながら日本経済と世帯所得はほとんど成長していません。そんな状況でも子は成長し教育費や養育費がかかってきます。不要な出費を極力抑えることが肝要です。
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すこしの工夫でお金をかけず育児を楽にすることができます。
親御さん達が余裕をもって子育てできますように。
らぼぺん